ロシア映画を研究する会 キノエクラン例会

◆映画監督 パラジャーノフの世界

8月31日(日)13:30~  参加費 500円(資料代含む)

仙台国際センター・会議室A(仙台市青葉区青葉山 ℡022-265-2211)

 

◇観賞作品 『ざくろの色』(1971年・監督・脚本:セルゲイ・パラジャーノフ)

18世紀のアルメニアの詩人サヤト・ノヴァの生涯にオマージュを捧げた八章の美しい映像詩編。伝記ではなく、その時代の人々の情熱や感情を台詞のほとんどない映像言語で描いている。静物画のような題名が示す通り、絵画的な美しさを放ち、また神秘的で謎めいた儀式性と様式美の面でタルコフスキーの「鏡」と並び称される作品である。

◇セルゲイ・パラジャーノフ-1924年~90年・ソ連グルジア・トビリシ生まれ、アルメニア人。1946年モスクワの全ソ国立映画大学監督科に入学。ミハイル・ロンムなどの名匠の元で映画製作を学ぶ。1964年監督の『火の馬』が世界的に高い評価を受ける。リアリズムと逸脱した自由な表現を嫌ったウクライナ映画行政当局と衝突し、次作『ざくろの色』(1971年)はアルメニアで製作。1974年には同性愛、美術品の不法販売という罪状で5年間の懲役判決を受け1977年にようやく釈放される。1980年代後半、ペレストロイカの進行により自由な環境で製作された『アシク・ケリブ』は、海外の映画祭で大絶賛されるが、遺作となる。

*観賞後に日本ユーラシア協会宮城県連合会事務局長 移川仁さんの解説があります。

*右岸の羊座を会場に行っていました「キノエクラン例会」ですが、今回は会場を国際センターに移し開催いたします。お間違いのないようによろしくお願いいたします。

主催: 日本ユーラシア協会宮城県連合会

共催: 右岸の羊座  問い合わせ: 070-5326-1974 大越まで。