右岸の羊座シネマテーク

9月22日(祝) 南小泉町内会館(若林区南小泉1-8-28)を会場に2作品の上映会を行います。

10:00から 医療とまちづくりをテーマにした上映会 

羽田澄子監督作品 ドキュメンタリー映画「痴呆性老人の世界」

「映画 痴呆性老人の世界」の画像検索結果 (1986年 、84分、カラ-)

 熊本にある施設で二年間にわたりカメラを回し続け、痴呆性老人の姿をとらえたドキュメンタリー作品。1986年キネマ旬報ベストテンと日本映画ペンクラブ賞ノン・シアトリカル部門でそれぞれ1位を獲得。公開当時大変な話題を呼んだ作品を上映いたします。終了後に感想を語り合う茶話会を開催いたしますので、ご参加下さい。

参加費 500円

12:00から 映画上映と関連郷土史のお話

山本薩夫監督作品 「箱根風雲録」(1952年、137分、モノクロ)

「映画 箱根風雲録」の画像検索結果

 浅草の商人である友野与右衛門は、芦ノ湖の水を潜穴を掘って箱根の西まで引く用水工事を計画した。地元の農民と力を合せ難工事は進むが、江戸の役人たちはこれを妨害し、与右衛門を何度となく捕らえるのだった。開始から三年、ついに工事は完成。芦ノ湖の水が完成した用水を通り、水不足に悩む農地に注がれた。

上映終了後に、江戸時代の治水事業「仙台領の潜り穴」と題した郷土史のお話があります。 仙台郷土研究会 加藤純二さん

参加費500円

平成28年度若林区まちづくり推進課助成事業

主催・問い合せ 右岸の羊座シネマテーク 070-5326-1974大越

映画評論家・白井佳夫とともに見る映画会

木下恵介監督作品 島崎藤村原作・池部良主演 映画「破戒」

9/19(土) 11:00と14:00の2回上映

会場:桜井薬局セントラルホール

仙台市青葉区中央2−5−10 桜井薬局ビル 3F 022-263-7868

Ⓒ1948 松竹株式会社

1948年/99分/松竹京都/監督:木下恵介、原作:島崎藤村、脚本:久板栄二郎、音楽:木下忠司、撮影:楠田浩之、編集:相良久、出演:池部良、桂木洋子、滝沢修、宇野重吉ほか

自然主義文学の作家・島崎藤村の小説で、瀬川丑松とお志保の愛の物語。部落差別問題を扱った原作を、木下監督は千曲川を背景にした自然の中で、きわめて叙情的に描く方法に徹し、純粋な恋愛物語として仕立て上げている。

◆2回の上映の間の12:50より白井佳夫講演「木下恵介監督は映画でかく語りき」あり。

(11:00に観賞されたかたは、引き続き講演をお楽しみ下さい。14:00からの映画観賞のかたは、12:50の講演から入場頂けます。)

入場料:前売1000円 当日1300円  主催:青葉の杜の映画祭

山本薩夫監督作品 野間宏原作・木村功主演 映画「真空地帯」

9/20(日) 10:30 1回上映

会場:南小泉町内会館

仙台市若林区南小泉1-8-28 仙台駅バス乗り場⑥から古城三丁目経由霞目行に乗車-南小泉2丁目下車-徒歩1分(セブンイレブン南小泉店裏)

真空地帯

Ⓒ独立プロ名画保存会

1952年/129分/監督:山本薩夫、原作:野間宏、脚本:山形雄策、撮影:前田実、音楽:団伊玖磨、出演:木村功、利根はる恵、三島雅夫、神田隆、加藤嘉、下元勉、西村晃ほか

軍隊内部に蔓延する暴力、いじめ、理不尽な命令などを描いた、野間宏の長編小説の映画化。原作は毎日出版文化賞を受賞。士官の財布を盗んだとして、木谷一等兵は陸軍刑務所に二年間服役。出所後、軍の内務班に復帰、班の内部では初年兵をいじめていた。軍隊生活の非人間性をリアルに描き出した渾身の作品。

◆作品上映後に白井佳夫講演「軍隊映画の傑作から見えてくる日本的な人間性抑圧」と女優・白井真木さんによる朗読あり。

入場料:前売1000円 当日1300円 主催:右岸の羊座シネマテーク

両上映会とも問い合わせは 070-5326-1974 大越まで

女優・若尾文子主演「涙」上映会

映画「涙」 6/14(日)13:00~ 1回限りの上映

会場:桜井薬局セントラルホール

仙台市青葉区中央2-5-10 桜井薬局ビル3階 ℡022-263-7868

1956年/松竹/94分/監督:川頭義郎、脚本:楠田芳子、製作:久保光三、撮影:楠田浩之、美術:平高主計、音楽:木下忠司、

出演:若尾文子、明石潮、佐田啓二、石浜朗、田村高廣、東野英治郎、山本和子、中川姿子、岸輝子、夏川静江

楽器工場で女工として働く山崎志津子には、同じ会社の磯部雄二という恋人がいた。しかし志津子の父は前科者で、母はそれが原因で自殺、兄の信也も頼りにならない。そのため雄二の両親に結婚を反対されている。雄二の兄から「弟と付き合うな」と言われた志津子は見合いの話を進め、見合い相手の守の物静かな口調にあたたかさを感じるのであった・・・。
楠田芳子のオリジナル脚本を名匠・木下恵介の愛弟子・川頭義郎が監督。抒情味あふれた演出を随所に見せ、庶民の哀歓をきめ細かく描き出している。脚本の楠田は木下恵介の実妹、音楽担当の木下忠司は実弟である。

当日券:1300円 前売券:1000円

主催:右岸の羊座シネマテーク 070-5326-1974

平成27年度 若林区まちづくり活動助成事業

 

 

追悼上映会第一弾 ―さようなら文太さん―

若林ゆかりの人映画祭2014 平成26年度 若林区まちづくり活動助成事業

菅原文太さんを偲んでの追悼上映会 『白線秘密地帯』『女奴隷船』2作品

日時:1月24日(土)開催

会場:南小泉町内会館

(若林区南小泉1-8-28  仙台駅バス乗り場⑥から古城三丁目経由霞目行に乗車、南小泉2丁目下車徒歩1分 セブンイレブン南小泉店裏 猫神社となり)

■菅原文太 映画デビュー作 『白線秘密地帯』

白線秘密地帯_001

Ⓒ国際放映

1958/新東宝/71分/監督:石井輝男/脚本:内田弘三/音楽:渡辺宙明/出演:宇津井健、三田葉子、天地茂、菅原文太、荒川さつき、筑紫あけみ

売春禁止法により登場した「白線」と呼ばれる秘密売春組織に若き刑事が潜入する。ロケを多用したセミドキュメンタリータッチの演出が生々しい迫力を出している。石井輝男監督によるアクションシリーズ全5作の1作目。当時モデルであった菅原文太が銀幕デビューを飾った記念作。

■菅原文太主演の海洋活劇『女奴隷船』

女奴隷船_001

Ⓒ国際放映

1960/新東宝/83分/監督:小野田嘉幹/脚本:田辺虎雄/音楽:渡辺宙明/出演:菅原文太、丹波哲郎、三ツ矢歌子、三原葉子、杉山弘太郎、大友純

大本営に向かう途中遭難、上海に帰るという得体の知れない貨物船に救われた須川中尉(菅原文太)。その船は、日本の女たちを上海に売り飛ばす「お唐さん船」とよばれている女奴隷船だった。小島でセリにかけられた女たちを救うため悪の首領らに果敢に挑む須川。新東宝作品の傑作。

上映時間 各2回『白線秘密地帯』10:00と13:00 『女奴隷船』11:30と14:30

*2作品観賞頂けます。入れ替え制ではありませんので上映時間を選んでご覧下さい。

参加費:(前売・℡予約) 1200円 (当日券) 1500円

主催・問い合わせ:右岸の羊座 070-5326-1974

 

若林区ゆかりの人映画祭2014

12/13(土)正午~

会場:南小泉町内会館(若林区南小泉1-8-28 仙台駅バス乗り場⑥から古城三丁目経由霞目行乗車、南小泉2丁目下車徒歩1分 セブンイレブン南小泉店うら)

真山青果原作映画 『元禄忠臣蔵』上映(前篇 正午~、後篇 午後3時~)

午後2時~は、「劇作家・真山青果と南小泉村」と題して加藤純二さん(仙台郷土研究会会員)の講演会を開催します。(平成26年度 若林区まちづくり活動助成事業)

映画『元禄忠臣蔵』(前篇112分/1941年)(後篇107分/1942年)、溝口健二監督、原健一郎・依田義賢脚本、真山青果原作、深井史郎音楽、杉山公平撮影、出演者:四代目河原崎長十郎、三代目中村翫右衛門、五代目嵐芳三郎、高峰三枝子、三浦光子、山岸しず江他

数多くの作品が生み出され、日本人が愛着を持ち続けてきたドラマ「忠臣蔵」。農村文学「南小泉村」の作者であり、劇作家の真山青果が書き上げた『元禄忠臣蔵』は、名匠・溝口健二が史実にこだわり創り上げ壮大な「歴史映画」として完成。力強い緊張感が深い感動をよびおこす傑作といわれている。フィクションではない、目指すは史実としての「忠臣蔵」。

参加費 1200円(資料・軽食付き)

問い合わせ 右岸の羊座 070-5326-1974

 

 

 

若林ゆかりの人映画祭2014

仙台市若林区にゆかりを持つ映画人に焦点を当て、その作品と人物を紹介する「若林ゆかりの人映画祭2014」が始まります。7月の亀井文夫から始まり、8月の若尾文子、その後も様々な内容の上映と講演が続きます。

◆「亀井文夫作品上映」7月27日(日)13:00~

会場 荒町養賢堂  仙台市若林区荒町130(荒町商店街セブンイレブンより東七番丁方面へ、角をまがりすぐ)

亀井文夫(1908年-1987年)福島県原町生まれ。幼少期に仙台に転居、大年寺そばの門前町に住み、若林区南材木町尋常小学校に通う。代表作に『戦ふ兵隊』『上海』『信濃風土記 小林一茶』などがある。文化・記録映画を表現力豊かなジャンルに高めたこと、生涯にわたり戦争や核問題、差別、社会のゆがみを見つめ続ける作品を発表したことで没後数十年経ったいまでも評価され続けているドキュメンタリー映画監督である。

『信濃風土記より 小林一茶』(1941年・27分・モノクロ)

『荒海に生きる-マグロ漁師の生態-』(1958年・28分・モノクロ)

『人間よ傲るなかれ-映画監督亀井文夫の世界-』(1991年・83分・カラー)

今回は亀井文夫監督作品『小林一茶』『荒海に生きる』2作と亀井文夫の足跡を追ったドキュメンタリー『人間よ傲るなかれ』の3作品を上映します。

上映の前後に映画『津波のあとの時間割』監督・青池憲司さんの解説があります。

入場料1000円

◆「女優・若尾文子まつり」 8月1日(金)・2日(土)・3日(日)

若尾文子の代表作4作品一挙上映と、片山杜秀さん、ラインホルト・グリンダさんによる講演を開催します!

会場 若林文化センター2階(1階が若林図書館です。)

仙台市若林区南小泉1-1-1(仙台駅バスプール6番乗り場から若林区役所方面バスに乗車「若林区役所前」下車、徒歩5分。会場に駐車場あり。)

若尾文子 東京生まれ。戦時中仙台に疎開し宮城県第二女子高等学校に通う。1951年大映ニューフェイスとして映画界入り。可憐な娘役で人気を博す。その後名匠、巨匠に起用され日本映画史に残る数々の作品に出演。その数は250本以上。文芸映画の薫り高い名作や複雑な女性心理の陰翳を繊細に演じわけ、官能的な美しさをフィルムに焼きつけた日本を代表する映画女優である。

〈上映作品〉

8/1-16:00、8/3-14:50 『雪之丞変化』(1963年・113分・市川崑監督)

8/1-19:00、8/2-15:00 『その夜は忘れない』(1962年・96分・吉村公三郎監督)

8/2-11:00 『しとやかな獣』(1962年・96分・川島雄三監督)

8/2-16:40、8/3-11:00 『妻は告白する』(1961年・91分・増村保造監督)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〈講演〉

片山杜秀 1963年仙台生まれ。慶應義塾大学法学部教授。現在、朝日新聞の「文芸時評」「クラシック音楽評」を担当。吉田秀和賞、大宅壮一ノンフィクション賞、サントリー音楽賞の選考委員を務める。月刊誌『群像』『新潮45』の連載、NHK-FМ「クラシックの迷宮」のパーソナリティも好評中である。今年、作曲家・伊福部昭生誕百年を祝う出版物では責任編集を担当するなど多方面で活躍。

Tsuruoka1VIII11(2) (1)

ラインホルト・グリンダ 1965年ドイツ・ハイデルブルグ生まれ。ゲッチンゲン大学比較メディア研究所・日本映画史担当を経て、08年から山形大学基盤教育院准教授。戦前・戦後の日本映画に飛び抜けた知識と造詣を持ち、資料収集も行っている。現在、山形新聞「ことばの杜へ」では執筆人のひとりである。東北生まれの映画人に光をあてるイベント実施を呼びかけている。

8/1 18:00~ ラインホルト・グリンダ講演

「若尾文子は日本映画戦後黄金時代最後の女優だ」

8/2 12:40~ 対談 片山杜秀 ラインホルト・グリンダ「スクリーンにみる ヒロシマ」         13:40~ 片山杜秀講演①「日本映画戦後黄金時代を支えた作曲家たち」

8/3 12:40~ 片山杜秀講演②「作曲家・伊福部昭との出会い」

入場料 1日券800円 3日共通券1800円(途中出入り自由)

主催・問い合わせ・予約 右岸の羊座 070-5326-1974大越まで又は、uganhits@gmail.comまでご連絡ください。

助成 平成26年度若林区まちづくり活動助成事業