謹賀新年

あけましておめでとうございます。

2020年4月、5月とコロナウイルス感染拡大防止の為、店舗営業をお休みさせて頂きました。6月からは映画村会員の方限定でお店を再開しております。

本年も、しばらくは現状のまま会員限定の営業となります。状況を確認しながら通常営業再開を目指します。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

右岸の羊座 大越

脚本家 水木洋子の世界

せんだい映画村特別上映会のお知らせ            

昨年開催した「脚本家 橋本忍の全体像」の上映に続く脚本家シリーズ第二弾 、文芸作品の脚色で数々の傑作を生み出した水木洋子。 今回は「第一章・今井正との出会い」と題し、主に独立プロで活躍した今井正監督作品の脚本に焦点を当てた3日間です。 オープニング作品には今井正・水木洋子の代表作「ひめゆりの塔」35ミリフィルム上映と、出演された女優・香川京子さんもトークイベントで登場します。2日目には、脚本家・荒井晴彦さんと朝日新聞社編集委員・石飛さんの対談も開催。お見逃しなく。

2019年11月26日(火)/27日(水)/29日(金)28日は休館日

せんだいメディアテーク7階スタジオシアター

11月26日(火)オープニンイベント 

10:00 映画「ひめゆりの塔」35ミリ上映

(1953年/130分/東映/監督:今井正 脚本:水木洋子 

出演:津島恵子 香川京子 岡田英次)

12:30 女優・香川京子さんトークイベント

インタビュアー:石飛徳樹さん(朝日新聞社編集委員)

③14:15 映画「近松物語」上映

(1954年/102分/大映/監督:溝口健二 脚本:依田義賢

 出演:長谷川一夫 香川京子)

香川京子プロフィール:東京都出身。新東宝に入社後、1950年島耕二監督「窓から飛び出せ」でデビュー。成瀬巳喜男、今井正、小津安二郎、溝口健二、熊井啓監督など多くの名匠の作品に出演。著書に「ひめゆりたちの祈り」(朝日新聞社刊)「凛たる人生 映画女優 香川京子」(ワイズ出版/共著:立花珠樹)他。2011年には映画遺産の保存活動の国際的な連盟・FIAF賞を受賞。撮影中の写真や資料などを現・国立映画アーカイブに寄贈している。

●①~③オープニンイベントは180席 料金:1,800円   

予約・問い合わせ 070-5323-1939 せんだい映画村

uganhits@gmail.com (メール予約受付できます)

④26日(火)16:10 映画「キクとイサム」上映

(1959年/117分/大東映画/監督:今井正 脚本:水木洋子 

出演:高橋恵美子 奥の山ジョージ 北林谷栄)  

 *④『キクとイサム」以降、1作品800円/会員600円/会員限定6作品鑑賞券3,000円でご覧いただけます。

11月27日(水)

①10:00 映画「おとうと」上映

(1960年/98分/大映/監督:市川崑 脚本:水木洋子

 出演:岸恵子 川口浩 田中絹代 森雅之)

11:40 対談:荒井晴彦さん (一般社団法人シナリオ作家協会会長)
石飛徳樹さん(朝日新聞社編集員)                    

*こちらの対談はチケット提示でご入場頂けます。

③13:00 映画「もず」上映

(1961年/94分/松竹/監督:渋谷実 脚本:水木洋子 

出演:淡島千景 有馬稲子 乙羽信子 山田五十鈴)

④14:40 映画「にごりえ」上映

(1953年/130分/文学座・新世紀映画/監督:今井正 脚本:水木洋子 

出演:【第一話・十三夜】田村秋子 丹阿弥谷津子 芥川也寸志 

【第二話・大つごもり】久我美子 長岡輝子 仲谷昇 

【第三話・にごりえ】淡島千景 杉村春子 山村聡 宮口精二)

11月29日(金)

①10:00 映画「にっぽんのお婆ぁちゃん」上映

(1962年/95分/松竹/監督:今井正 脚本:水木洋子 

出演:北林谷栄 ミヤコ蝶々 飯田蝶子 浦辺粂子 原泉 村瀬幸子)

②12:10 映画「ここに泉あり」上映

(1955年/150分/中央映画/監督:今井正 脚本:水木洋子 

出演:岸恵子 岡田英次 小林桂樹 三井弘次)

③15:00 映画「おとうと」上映(98分)

◆司会・作品解説:佐藤文博さん(仙台市若林図書館副館長)

●入場料金:オープニンイベントは1,800円/その他の上映は1作品800円、映画村会員600円、会員限定6作品鑑賞券3,000円 

*チケットは「せんだいメディアテーク1階 カネイリミュージアムショップ」で販売しています。

●主催:せんだい映画村 070-5323-1939

●共催:右岸の羊座シネマテーク

●助成:日本芸術文化振興基金

また来春には水木洋子・第二章「成瀬巳喜男と組む」として引き続き上映を行う予定です。お楽しみに。

朗読劇 線量計が鳴る上演

本日11日(金)は、「朗読劇 線量計が鳴る」仙台アンコール上演のため、終日会場となる連坊・法運寺におります。右岸の羊座の営業はお休みとさせていただきます。

昨年11月の「朗読劇 線量計が鳴る」仙台公演が好評につき、急遽アンコール上演を決定させました。右岸の羊座、せんだい映画村も実行委員会に参加、11月に引き続き準備にあたっておりました。その公演も本日が本番を迎えます。おかげ様で今回も前売り券は完売となりました。ありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。 右岸の羊座

上映会 脚本家 橋本忍の全体像

昨年10月から準備を進めておりました、脚本家 橋本忍特集上映がついに実現する運びとなりました。今月25日~27日の3日間、東京エレクトロンホール宮城とせんだいメディアテークを会場に、主要7作品上映と各日ゲストを迎えトークイベントも開催いたします。橋本忍さんは本年4月18日に100歳の誕生日を迎えられましたが、その後7月19日肺炎のため永眠いたしました。当初、生誕100年祭として考えておりました企画も、追悼特集として改に内容の充実に努めました。ぜひこの機会をお見逃しのないよう、ご来場頂ければ幸いです。 

                             せんだい映画村

プログラム

【1日目】 10月25日(木)会場:東京エレクトロンホール宮城401中会議室

・11:00~13:25 「砂の器」

1974年、143分、松竹、監督:野村芳太郎、製作・脚本:橋本忍、脚本:
山田洋次、音楽:芥川也寸志、撮影:川又昴、出演:加藤剛、緒形拳、
丹波哲郎、加藤嘉

・14:00~15:00   1日目 ゲストスピーカー:佐藤文博さん

1975年宮城県生まれ。小学生のころから映画に親しむ。図書館情報大学(現・筑波大学)卒業後、市立大学で情報科学の講師を務めつつミニシアター通いの日々を過ごす。東京国立近代フィルムセンター、映画会社、公共図書館、学校図書館を経て、現在は仙台市若林図書館(指定管理者株式会社ヴィアックス)勤務。興味関心のある分野は初期の映画史と映画館史。

・15:10~18:00 「八甲田山」

1977年、169分、東宝、監督:森谷司郎、製作・脚本:橋本忍、音楽:芥川也寸志、撮影:木村大作、原作:新田次郎、出演:島田正吾、大滝秀治、高倉健

・18:10~19:30 橋本忍秘蔵映像

【2日目】10月26日(金)会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター

・11:00~13:15 「切腹」

1962年、133分、松竹、監督:小林正樹、原作:滝口康彦、脚本:橋本忍、
音楽:武満徹、撮影:宮島義勇、出演:仲代達矢、石濱朗、丹波哲郎

・14:00~15:30   2日目 ゲストスピーカー:荒井晴彦さん

1947年東京生まれ。1971年より若松プロで助監督・脚本を担当。その後ピンク映画を経て、77年日活ロマンポルノ「新宿乱れ街 いくまで待って」で注目を浴びる。以後「Wの悲劇」を始め執筆多数。毎日映画脚本賞、日本シナリオ作家協会菊島隆三賞、2016年には読売文学賞戯曲・シナリオ賞も受賞する。89年から季刊誌「映画芸術」の編集・発行人も務める。

・15:40~18:10 「八つ墓村」

1977年、151分、松竹、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、音楽:芥川也寸志
撮影:川又昴、出演:萩原健一、小川真由美、山崎努、渥美清

・18:20~20:30 「真昼の暗黒」

1956年、124分、現代ぷろ、監督:今井正、脚本:橋本忍、音楽:伊福部昭
撮影:中尾駿一郎、出演:草薙幸二郎、左幸子、松山照夫

【3日目】10月27日(土)会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター

・11:00~12:31 「私は貝になりたい」

1958年、91分、TBS、監督:岡本愛彦、脚本:橋本忍
出演:フランキー堺、桜むつ子、平山清、高田敏江、坂本武

・13:00~14:30   3日目 ゲストスピーカー:石飛徳樹さん

1960年大阪生まれ。84年朝日新聞社入社。95年から学芸部(現在、文化くらし報道部)所属、現・編集委員。
テレビ、書評、映画などの分野を担当。橋本忍氏とは取材を通し深い交流を持つ。

・14:40~16:40 「わが映画人生 黒澤明編」

日本映画監督協会の貴重な記録映像「わが映画人生」シリーズ中から、
今回は黒澤明監督編を取り上げます。インタビュアーは大島渚監督。関係者ならではの深遠な問答が展開されます。

・16:50~18:20 「羅生門」(橋本忍デビュー作品)

1950年、88分、大映、監督・脚本:黒澤明、脚本:橋本忍、音楽:早坂文雄
撮影:宮川一夫、出演:三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬

入場料:当日券 1作品につき 1,000円

    前売券 1日フリーパス券 1,800円 3日フリーパス券 4,000円

途中入退場自由にいたします。再入場の際には入場券を提示下さい。

主催・問合せ:せんだい映画村 070-5323-1939

共催:右岸の羊座シネマテーク 070-5326-1974

後援:河北新報社、朝日新聞社東北総局、毎日新聞社仙台支店

協賛:(株)ジェーシード、カフェ・キートス、宮千代加藤内科医院

助成:(公財)仙台市市民文化事業団、日本芸術文化振興基金助成事業

お盆休み

8月12日(日)、13日(月)、14日(火)の3日間お休みを頂きます。

15日(水)から通常営業です。尚、毎週木曜日定休ですが16日(木)は営業いたします。どうぞよろしくお願いいたします。