KATZさんのおすすめ映画3

光のほうへ

「光のほうへ」(2010年、114分、デンマーク、トマス・ヴィンターベア監督)

【こんなお話】
デンマークのコペンハーゲン。10代のころに幼い弟を亡くし、心に深い傷を負ったまま大人になった兄弟。アルコール依存症の母のもとで悲惨な子供 時代をすごし、人を愛するすべも愛されるすべも知らずに育った彼らは、互いにかかわることなく別々の人生を送っていた。しかし、母の葬儀をきっか けに二人は再会する。再び心を通わせようとする二人だったが…
(TBCみやぎ映画情報より転載)

【KATZの独断と偏見】
デンマーク映画です。(事前に情報は入れないように映画を観るので、舞台がデンマークだと判るのに時間が掛かりました。)トラウマを抱えたまま大人になった、社会の底辺で生きる兄弟の物語です。寂寥とした北欧の風景のように、虚しさとやるせなさがを映画全体を包み込んでいます。
高福祉国家と言えども、抱える闇があるのだなと感じました。

桜井薬局セントラルホールで上映中 http://www.sakura-centralhall.jp/